フォロワーが1000人を超えました。
投稿にも「いいね」が付くようになりました。
それなのに、問い合わせは1件も来ていません。
これは、うまくいっていないのではありません。
増やすことと、仕事につなげることが、別の作業だというだけです。
ここでは、フォロワーが増えたのに仕事につながらないとき、どこを見直せばいいのかを書きます。
フォロワーの数は、売上の予告ではない
数字が増えると安心します。
昨日より今日、今日より明日と増えていくのは、単純にうれしいものです。
ただ、フォロワーの数が意味しているのは「この人の投稿をもう一度見てもいい」と思った人の数です。
「この人にお金を払ってもいい」と思った人の数ではありません。
この2つは、重なる部分もありますが、同じものではありません。
フォロワーが300人でも、毎月の仕事が途切れない人がいます。
5000人いても、1件も相談が来ない人がいます。
差は、数ではないところにあります。
見てくれる人と、頼んでくれる人は違う
まず、いまフォローしてくれている人が誰なのかを見てみてください。
多くの場合、次のような人が混ざっています。
- 同じ仕事をしている人
- これから同じことを始めようとしている人
- フォローを返してくれただけの人
- 投稿の内容が好きで見ている人
- いま困っていて、解決したい人
お客様になるのは、いちばん下の1行だけです。
上の4つが悪いわけではありません。
ただ、その人たちがどれだけ増えても、売上にはつながりません。
そして、伸びる投稿ほど、上の4つに向いていることが多いです。
「知らないと損する5つのこと」のような投稿は、同じ仕事をしている人や勉強中の人がよく反応します。
困っている人は、そもそもその言葉で探していないからです。
プロフィールで「誰の何を解決するか」を言い切る
投稿を見て「この人いいな」と思った人は、必ずプロフィールに行きます。
そこで数秒だけ考えます。
「自分のための人かどうか」です。
うまくいっていないプロフィールは、だいたい肩書きが並んでいます。
デザイナー/2児の母/ハンドメイド好き/お仕事のご依頼はDMへ
これは、書いた人のことは分かります。
けれど、読んだ人が自分のことだと思える一行がありません。
直すときは、相手を主語にしてみてください。
ひとりでお店をやっている方の、チラシとメニュー表をつくっています/山形/制作の流れと料金はこちら
変わったのは3つです。
1つ目は、誰に向けているかを書いたこと。
2つ目は、何をつくるのかを具体的に書いたこと。
3つ目は、次にどこへ行けばいいかを書いたことです。
絞ると仕事が減りそうで怖い、と感じるかもしれません。
実際には逆で、絞らないほうが、誰の記憶にも残りません。
投稿の次に行く場所をつくる
SNSは、通り道です。
流れていくことが前提の場所なので、じっくり読ませることには向いていません。
けれど、頼むかどうかを決めるとき、人は必ず立ち止まって確かめます。
確かめたいのは、だいたいこういうことです。
- いくらかかるのか
- どんな流れで進むのか
- どれくらいの期間がかかるのか
- 過去にどんなものをつくったのか
- やっていないことは何か
これを毎回DMで説明していると、時間がいくらあっても足りません。
それに、聞かないと分からない状態は、相手にとってはハードルです。
金額を聞くのが気まずくて、そのまま去っていく人のほうが多いくらいです。
だから、投稿の次に行く場所が要ります。
ホームページは、そのためにあります。
ただ、いますぐホームページをつくらないといけない、という話ではありません。
まだ商品や料金が固まっていない時期なら、先にそちらを決めるほうが順番として正しいです。
当面は、Instagramのハイライトに「料金」「制作の流れ」「よくある質問」をまとめておくだけでも、聞かれる回数は減ります。
ホームページが要るのは、次のどれかに当てはまったときです。
- 同じ質問に、何度も同じ返信を書いている
- 検索から見つけてもらいたい
- 企業や自治体から声がかかる可能性がある
- アカウントが止まったら、連絡手段がなくなる
最後の1行は、意外と見落とされます。
SNSは借りている場所です。
自分の名前で持っている場所が1つあると、何かあったときに戻れます。
増やすより先に、たどり着ける形にする
フォロワーを増やす努力をやめる必要はありません。
順番を入れ替えるだけです。
- プロフィールの1行目を、相手を主語にして書き直す
- 料金と流れが分かる場所を1つつくり、そこへのリンクを置く
- 投稿の最後に、次にどうすればいいかを一言添える
この3つは、どれも1日で終わります。
そのうえで投稿を続けたほうが、同じ努力が仕事につながりやすくなります。
フォロワーが増えても仕事につながらないのは、力が足りないからではありません。
見つけてもらったあとの受け皿が、まだ用意されていないだけです。
受け皿は、あとからでもつくれます。


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