写真の明るさと色を、どこまで直すか

撮った写真を並べて見比べてみると、思っていたより暗いことがあります。
その場では明るく見えていたのに、画面で見ると沈んでいる。

そこで編集画面を開いて、細かなとこを調整していく。
いじっているうちに、どれが元の色だったか分からなくなってきます。

直すところを決めておくと、ここで迷わなくなります。

触るのは3つだけ

スマホの編集画面には、たくさんの項目が並んでいます。
使うのは3つで足りると思います。

  1. 明るさ(露出、明るさ)
  2. 影やシャドウ(暗いところだけを持ち上げる)
  3. 色あい(暖かみ、色温度、ホワイトバランス)

1つ目は全体を明るくします。
ただ、上げすぎると白いところが真っ白になって、生地の質感や文字が消えます。

2つ目のほうが、商品の写真には向いています。
暗い部分だけが明るくなるので、全体の雰囲気を変えずに、影でつぶれていたところが見えるようになります。

3つ目は、照明の色を直すものです。
家の中で撮ると黄色く、曇りの日に撮ると青くなることがあります。
白い紙やテーブルが白く見えるところまで戻します。

商品の色は変えない

ここがいちばん大事なところだと思います。

彩度を上げると写真は鮮やかになりますが、商品の色そのものが変わります。
生成りが白に、くすんだピンクが明るいピンクに見えてしまいます。

届いたときに「写真と色が違う」と言われる原因は、たいていここです。
返品の理由にもなるので、彩度とフィルターは最後まで触らないでおくほうが安全だと思います。

どうしても実物の色が出ないときは、文章で添えます。
「画面によって色の見え方が変わります」「生成りのやや黄みがかった白です」。
返品の決まりそのものは返品とキャンセルを、先に書いておくに書いています。

やりすぎのサイン

直している途中では気づきにくいので、確認するところを決めておきます。

  • 白いところが真っ白で、形が分からない
  • 影が消えて、商品が浮いて見える
  • 肌の色が赤い、または黄色い
  • 木や布の質感がなくなっている
  • 背景と商品の境目がぎざぎざしている

2つ目は見落としやすいところです。
影を全部消すと立体感がなくなって、商品だけ貼りつけたように見えます。
影は少し残しておくほうが、置いてある感じが伝わります。

背景を白くしたいとき

ネットショップでは、背景が白い写真が並んでいます。
あれは明るさを上げて作っているのではなく、撮るときに白い背景を用意しています。

明るさで白くしようとすると、商品の色も一緒に薄くなります。
白い紙や布を背景に敷いて、窓からの光で撮るほうが早いと思います。

撮り方そのものは商品の写真を、スマホでどう撮るかにまとめています。

同じ設定でそろえる

1枚ずつ直していくと、並べたときにばらばらになります。
同じ日に撮った写真でも、1枚は青く、1枚は黄色く見えることがあります。

1枚を納得いくまで直して、その数値を覚えておきます。
明るさ+15、影+20、色あい−5。
残りの写真は同じ数値にしておくと、一覧に並べたときにそろいます。

iPhoneの写真アプリには、編集した内容を他の写真に貼る機能があります。
アプリによって名前が違うので、編集画面の「コピー」や「ペースト」を探してみてください。

保存するときの注意

元の写真は残しておきます。

直した写真をさらに直していくと、色がどんどんずれていきます。
やり直すときは、毎回元の写真から始めるほうが早くなります。

サイトに載せる前に、大きさも確認します。
スマホで撮った写真はそのままだと容量が大きく、ページの表示が遅くなります。
横幅1200ピクセルくらいに縮めておけば足りることが多いと思います。

アプリを増やさなくていい

加工アプリを探しはじめると、そこで時間が過ぎていきます。

ここまでの3つは、スマホに最初から入っている写真アプリでできます。
文字を入れたり、並べて1枚にしたりするときにCanvaを使う、という分け方で足りると思います。

最後に

写真を直す目的は、よく見せることではなく、実物に近づけることだと思います。
そう考えると、触る項目はそれほど多くありません。

まず、いま載せている写真を1枚選んで、影だけを少し持ち上げてみてください。
それだけで、実物に近くなることがあります。

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