チラシを作るとき、最初に決めること

チラシを作ろうとして、いきなりCanvaを開く。
テンプレートを選んで、写真を入れて、文字を打ち込んでいく。

これで形にはなります。
ただ、できあがってから「言いたいことが入りきらない」と気づくことになります。

先に決めておくことが3つあります。
紙に書き出すだけなので、10分で終わります。

1つ目 誰に配るか

「地域の人」では範囲が広すぎます。
もっと狭くします。

小学生のお子さんがいる家庭。
近所で工事を考えている持ち家の方。
週末に出かける場所を探している人。

狭くすると、載せる言葉が決まってきます。
「どなたでも」と書いてあるチラシは、誰も自分のことだと思いません。

2つ目 1枚で何を言うか

伝えたいことは、1枚につき1つにします。

新しく開いた教室を知ってほしいのか。
体験に来てほしいのか。
今月のキャンペーンを知らせたいのか。

全部を1枚に入れると、どれも読まれません。
別の用件があるなら、別のチラシにします。

決めた1つは、いちばん大きな文字で書く言葉になります。
ここが決まっていないと、テンプレートの見出しに何を入れるかで止まります。

3つ目 受け取った人に何をしてほしいか

読んだあと、その人にどう動いてほしいのかを決めます。

  • 電話をかけてほしい
  • ホームページを見てほしい
  • LINEを登録してほしい
  • この紙を持って店に来てほしい
  • 日程を見て申し込んでほしい

これもひとつに絞ります。
電話番号もQRコードも住所も全部大きく並んでいると、どれを使えばいいのか決められません。

決めた1つを目立たせて、他は小さく添える。
この差をつけるだけで、反応が変わります。

必ず入れる項目

  • 何屋さんなのか(屋号だけでは伝わりません)
  • どこにあるか、またはどの範囲に出向くか
  • 連絡先(決めた1つを大きく)
  • 営業時間、または受付の時間
  • いつまでの話か(期限があるもの)

5つ目を書いておくと、古いチラシが回ったときに困りません。
キャンペーンの期限、申し込みの締切、開催日。

料金は、書けるなら書きます。
書いていないと、問い合わせる前にやめる人がいます。
¥○,○○○~でもかまいません。書き方は色々あります。

配り方で変わること

ポスティング

郵便受けから取り出して、その場で見るか捨てるかを決められます。
見る時間は1秒か2秒です。

いちばん上に大きな文字で、何の話かを書きます。
細かい説明は読まれません。

手渡し

その場で説明できるので、紙に全部書かなくて済みます。
あとで見返したときに思い出せるもの、連絡先が分かるものにします。

名刺と一緒に渡すことが多いので、名刺と色や書体をそろえると、同じ人のものだと分かります。
名刺に何を載せるかは名刺に、何を入れるかに書いています。

店頭に置く

手に取った時点で、ある程度の関心があります。
ポスティングより細かく書いても読まれます。

ラックに差すと下が隠れるので、上の3分の1に大事なことを置きます。

新聞折り込み

他のチラシと一緒に入るので、束の中で目に留まる必要があります。
サイズや紙の指定があることが多いので、頼む前に折り込みの会社に確認します。

大きさと紙

迷ったらA4です。
郵便受けにも入り、ファイルにもまとめられます。

情報が少ないならA5でもかまいません。
小さいほうが、捨てられにくいことがあります。

紙は、つやのあるもの(コート紙)とつやのないもの(マットコート紙)があります。
写真を見せたいならつやのあるもの、文字を読ませたいならつやのないもの。
印刷会社の注文画面で選べます。

印刷に出す前の確認

  1. 家のプリンターで1枚刷って、紙で読む(画面では気づきません)
  2. 電話番号とURLを1文字ずつ目で追う
  3. QRコードをスマホで読み取ってみる
  4. 日付と曜日が合っているか確かめる
  5. 端の文字が切れていないか見る(印刷では端が数ミリ切れます)
  6. 誰かひとりに見せて、何の紙か聞いてみる

4つ目は、刷り直しの原因としてよくあるものです。
「10月12日(土)」が実は日曜だった、ということが起きます。

6つ目は、いちばん早く問題が見つかります。
見せた人が3秒で何の紙か分からなければ、受け取った人にも分かりません。

最後に

チラシは一度刷ると直せません。
だからこそ、作りはじめる前の10分が大事です。

紙に3つ書いてから、Canvaを開いてみてください。
誰に、何を、そのあと何をしてほしいか。
テンプレートを選ぶ時間も短くなると思います。

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