ロゴがないまま、始めていいか

事業を始めようとして、ロゴのところで手が止まることがあります。

名刺を作ろうにも、ロゴがない。
ホームページを作ろうにも、上に置くものがない。
誰かに頼むと費用がかかるし、自分で作ってもしっくりこない。
そうして全部が止まります。

ロゴがなくても始められる

先に書いておきます。
ロゴは、なくても始められます。

屋号の文字を、読みやすい書体で整えて置く。
当面はこれで足ります。

お客様は、ロゴがあるかどうかで依頼を決めていません。
何をしている人か、頼めそうかどうかを見ています。
ロゴがないことより、何をしているか分からないことのほうが問題になります。

文字だけで整えるときの決め方

屋号の文字を置くだけでも、決めることが3つあります。

  1. どの書体にするか(1つ決めて、どこでも同じものを使う)
  2. 何色にするか(1色で決める)
  3. 縦に並べるか、横に並べるか

この3つを決めて、画像として書き出しておきます。
名刺にも、ホームページにも、SNSにも同じものを使います。

そのたびに打ち直すと、少しずつ違うものになります。
画像にしておけば、ずれません。

書体の選び方はフォントを、どう選ぶかに書いています。

あとで困らないために、いま決めておくこと

いずれロゴを作るとしても、先に決めておくと作り直しが減ります。

1色でも成り立つか

ロゴは、色のない場所で使う機会があります。
白黒のコピー、ファクスの送付状、黒1色の印刷、封筒のスタンプ。

色がなくても形が分かるかどうかを見ておきます。
色の組み合わせだけで成り立っているものは、黒1色にすると何も見えなくなります。

小さくしても読めるか

名刺の隅、封筒の端、スマホの画面。
実際に使われるのは、思っているより小さい場所です。

印刷して、1センチくらいの大きさにして見てください。
細い線や、こまかい飾りは、その大きさで消えます。

正方形で切れないか

SNSのアイコンは正方形か丸です。
横に長いロゴは、ここに入れると両端が切れます。

横に長い形と、正方形に収まる形の2つを用意しておくと、どこでも使えます。
正方形のほうは、頭文字1文字だけでも成り立ちます。

色を控えてあるか

使う色は、カラーコードで控えておきます。
#で始まる6桁の英数字です。

印刷に出すときは、別の形式(CMYK)の数字を聞かれることがあります。
そのときに答えられるよう、印刷したものがあれば一緒に残しておきます。
色の決め方は色を何色使えばいいか、迷ったときにあります。

作ってもらうときに伝えること

人に頼む場合、「おしゃれにしてください」では決まりません。
次のことを伝えると、やり取りが短くなります。

  • どこで使うか(名刺、看板、SNS、作業着など)
  • 何をしている事業か
  • 避けたい雰囲気(かわいすぎる、固すぎる、など)
  • 好きだと思うロゴを2つか3つ(理由は言えなくてかまいません)
  • 納品してほしいファイルの種類

最後の項目を忘れると、あとで困ります。
拡大しても荒れない形式(aiやsvg)と、ふだん使う画像(pngなど)の両方をもらっておきます。
背景が透明なものも頼んでおくと、どこにでも置けます。

先に決めるのは、屋号のほう

順番でいうと、ロゴより屋号が先です。
屋号が変われば、ロゴは作り直しになります。

屋号を決めるときに確かめることは、屋号を決めるときに、確かめることに書いています。

最後に

ロゴがないことで止まっているなら、今日は文字を整えるだけにしてください。
書体を1つ、色を1つ、並べ方を1つ決める。
それで名刺もホームページも先に進みます。

ロゴは、仕事が動き出してからでも遅くありません。
動き出したあとのほうが、自分の事業が何なのかをうまく説明できます。

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