名刺を作ろうとして、何を載せるかで手が止まることはありませんか。
住所は書くべきか。
携帯番号を入れていいのか。
肩書きは何と書けばいいのか。
テンプレートの空欄を見ながら、決められないまま日がたっていく。
渡したあと、何をしてほしいかで決まる
載せるものを決める前に、1つだけ考えます。
この名刺を受け取った人に、次に何をしてほしいか。
- ホームページを見てほしい
- 電話してほしい
- SNSをフォローしてほしい
- 名前と顔を覚えておいてほしい
ここが決まると、何を目立たせるかが決まります。
全部を同じ大きさで並べると、どれもしてもらえません。
入れるもの
- 名前(読み方も。ふりがなかローマ字)
- 屋号
- 何をしているか(1行)
- 連絡先(つながる手段を1つか2つ)
- ホームページのURL
3つ目を飛ばす方が多いのですが、ここがいちばん効きます。
屋号だけでは、何の会社か分かりません。
「ホームページ制作・SNS運用のお手伝い」のように、ひとことで書きます。
渡した場では説明できても、あとで机に出てきたときには名刺しか残っていません。
この一行の作り方は「何をしている人なの」に、毎回一から答えていませんかに書いています。
入れるかどうか迷うもの
住所
自宅で仕事をしている場合、番地まで載せるかどうかは決めておきます。
不特定多数に配るものなので、一度載せると回収できません。
書類を郵送でやり取りする仕事なら必要です。
そうでなければ、都道府県や市町村までにとどめる形もあります。
オンラインで全国を相手にするなら、県名だけでも成り立ちます。
電話番号
電話で連絡が来る仕事かどうかで決まります。
職人や工事関係の方は、電話が中心です。載せないと話が進みません。
一方で、個人の携帯番号を配りたくない場合もあります。
その場合は番号を載せず、メールとフォームだけにします。
どちらでもいい、という状態なら載せないほうが安全です。
あとから足すのは簡単ですが、消すことはできません。
顔写真
人で選ばれる仕事では効きます。
教室、相談、施術、士業など、会って話す仕事です。
名刺交換の数が多い場では、顔があるほうが思い出してもらえます。
入れる場合は、明るい場所で撮った、正面に近いものにします。
肩書き
個人事業なら「代表」で足ります。
名乗りたい肩書きがあればそれでもかまいません。
自分で作った呼び名は、説明が必要になります。
渡した相手が意味を聞き返すなら、置き換えたほうが伝わります。
資格があるなら、肩書きより資格名のほうが分かりやすいこともあります。
QRコードを入れるとき
URLを打ってもらうのは、ほぼ期待できません。
QRコードを入れると、その場で開いてもらえます。
入れるときに気をつけることが4つあります。
- 大きさは2センチ角くらい。小さすぎると読み取れません
- まわりに余白を取る。文字や線を近づけない
- どこへ行くのかを、すぐそばに書く(「ホームページ」「LINEの友だち追加」など)
- 印刷する前に、自分のスマホで必ず読み取ってみる
4つ目を飛ばして100枚刷ってしまうことがあります。
刷る前に1枚、紙に印刷して試してください。
行き先を書いていないQRコードは、読み取られません。
どこへ飛ぶか分からないものを、人は開きません。
裏面の使い方
裏面は白いままでもかまいません。
相手が書き込む場所になります。
使うなら、次のどれかが向いています。
- できることの一覧(3つか4つまで)
- こんなときに声をかけてください、という場面
- 営業時間と連絡の取り方
表に情報を詰め込むより、裏に回したほうが読まれます。
表は名前と屋号を大きく、裏で説明する。この分け方が読みやすくなります。
作る前に確かめること
- 名前と屋号の文字が間違っていないか(いちばん多い刷り直しの原因です)
- メールアドレスを1文字ずつ目で追ったか
- URLを実際に開いてみたか
- QRコードを読み取ってみたか
- 印刷して、腕を伸ばした距離から読めるか
5つ目は、文字の大きさの確認です。
画面では読めても、紙にすると小さいことがあります。
最後に
最初から100枚刷らなくてかまいません。
少ない枚数で刷って、何度か渡してみる。
渡したときに聞かれたことを、次の版に足していきます。
名刺は、作って終わりではなく、渡しながら直していくものです。


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