文字が読みにくい、と言われたとき

「なんだか読みにくい」と言われました。
文字を大きくしてみました。
それでも、あまり変わりません。

読みにくさの原因は、文字の大きさだけではありません。
大きさ以外に4つあります。
どれも数字で直せます。

行と行の間が詰まっている

いちばん多い原因です。
そして、直すといちばん変わります。

日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字が混ざります。
形がばらばらなので、行が詰まっていると、目が次の行を見失います。

目安は、文字の大きさの1.7倍から1.8倍です。
16pxの文字なら、行の間隔は27pxから29pxくらい。
ホームページの編集画面に「行の高さ」や「行間」という設定があれば、1.8と入れてみてください。

広すぎても読みにくくなります。
2.2倍を超えると、今度は行がばらばらに見えます。

1行が長すぎる

パソコンの画面いっぱいに文字が並んでいると、読み終わった目が左端に戻れません。

日本語なら、1行は全角30字から40字くらいが読みやすいです。
それ以上になるなら、本文の幅を狭くしてください。
画面の端まで文字を伸ばす必要はありません。

スマートフォンでは、画面が狭いので自然とこの範囲に収まります。
問題が出るのはパソコンのほうです。

文字の色が薄い

おしゃれに見せようとして、本文を薄いグレーにしてしまう。
これはとても多いです。

作っている本人は、明るい部屋の新しい画面で見ています。
読む人は、屋外だったり、古い画面だったり、目が疲れていたりします。
そこで薄いグレーは、ほとんど見えません。

本文は、白い背景なら濃いグレーか黒に近い色にしてください。
真っ黒がきつく感じるなら、少しだけ茶色や紺を混ぜた濃い色にすると、やわらかくなります。
薄くするのではなく、色味を変えるのが手です。

確かめ方があります。画面の明るさをいちばん暗くして、自分のページを読んでみてください。それで読めない文字は、外で見ている人にも読めません。

書体が合っていない

日本語の書体は、大きく2つに分かれます。

  • ゴシック体(線の太さが均一。看板や見出し向き)
  • 明朝体(とめ・はねがある。長い文章向き)

短い文はゴシック体、長く読ませる文は明朝体、というのが基本です。
ただ、画面で読む場合はゴシック体のほうが無難です。
明朝体は細い線が消えやすく、古い画面だとかすれます。

凝った書体は、見出しだけにしてください。
本文に使うと、それだけで読む速度が落ちます。

今日できる4つ

  1. 行の間隔を1.8にする
  2. 本文の幅を狭くして、1行を全角40字までにする
  3. 本文の色を、濃い色に戻す
  4. 凝った書体は見出しだけに限る

どれも、文章を書き直さずにできます。

読みにくいと言われたとき、たいてい内容は悪くありません。
目が滑る形になっているだけです。
4つの数字を直せば、同じ文章でも最後まで読んでもらえます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました