ダウンロード商品を売るときに、決めておくこと

データで売るものは、在庫も送料もかかりません。
そのぶん、売ったあとの扱いを先に決めておく必要があります。

開けなかった、印刷できなかった、人に渡していいのか分からない。
こういう問合せは、商品ページに書いていないと必ず確認の連絡が来ます。

ファイルの形式

迷ったらPDFにします。

スマホでもパソコンでも開けて、見た目が崩れません。
買った人の環境を気にしなくて済むのが大きいところです。

相手が中身を書き換える必要がある場合だけ、別の形式を考えます。
名前を入れてもらう用紙、予定を書き込む表、文章を差し替えるひな形。
この場合は、WordやExcel、Canvaのテンプレートを渡す形になります。

書き換えられる形式で渡すときは、そのまま転売される可能性も出てきます。
使っていい範囲を書いておきます(後に書きます)。

商品ページに書いておくこと

  1. ファイルの形式(PDF、Wordなど)
  2. ページ数や枚数
  3. ダウンロードできる期限と回数
  4. 使っていい範囲(個人で使うのか、仕事でも使えるのか)
  5. 印刷して使う場合の用紙の大きさ(A4など)
  6. うまく開けなかったときの連絡先

2つ目を書いていないと、買ったあとに「思っていたより少ない」と言われることがあります。
見本の画像を1枚入れておくと、さらに伝わります。

5つ目は、印刷する商品なら必ず入れます。
A4で作ったものをB5の紙に印刷すると、文字が切れることがあります。

ダウンロードの期限と回数

売る場所の設定で、期限と回数を決められることが多いと思います。

短くしすぎると、連絡が増えます。
買った日に開けなかった人、スマホが変わった人、ファイルを消してしまった人。
そのたびに手で送り直すことになります。

回数は3回くらい、期限は長めにしておくほうが楽だと思います。
そのうえで、商品ページに「期限内に保存してください」と1行入れておきます。

期限を過ぎた人への対応も、先に決めておきます。
もう一度送るのか、送らないのか。
決めていないと、来たときに毎回迷います。

使っていい範囲

ここを書いていないと、買った人が判断できません。

書き方は、短くて大丈夫です。

  • 買った方ご本人と、ご家庭の中で使えます
  • 教室やお店でお使いになる場合はご連絡ください
  • ファイルの再配布、販売、共有はご遠慮ください
  • 作り直して自分の商品として売ることはできません

教材やテンプレートの場合は、2つ目が大事なところです。
1部買って、教室の人数分印刷して使う人がいます。
禁止にするのか、別の値段で受けるのかを決めておきます。

決まりを長い文章にしなくてかまいません。
箇条書きで4行ほどあれば足ります。

返品について書く

データの商品は、一度渡すと戻ってきません。

そのため、返品を受け付けるかどうかを商品ページに書いておきます。
書いていないと、受け付ける前提で話が進むことがあります。

返品の決まりの書き方は返品とキャンセルを、先に書いておくにまとめています。

そのうえで、開けなかった場合の対応は別に書いておきます。
「ファイルが開けない場合は、ご連絡いただければ対応します」。
返品ではなく、こちらの方法で対応できることだからです。

渡し方は自動にしておく

注文のたびにメールでファイルを送る形にすると、続きません。

BASEやSTORESのように、データ販売の機能がある場所を使うと、買った人が自分でダウンロードできます。
夜中に売れても、こちらの作業はありません。

手で送る形にするのは、1点ずつ内容を変えるものだけにします。
名前を入れる商品、相談に合わせて作るものなど。

注文のあとの連絡の形は注文が入ったあと、何をするかに書いています。

値段の付け方

原価がかからないので、値段を決める手がかりがありません。

作った時間で考えるか、買う人が浮く手間で考えるか。
どちらかで決めることになります。

安くしすぎると、数を売らないと合いません。
100円のものを月に10個売っても1,000円です。
手間はかからなくても、作る時間はかかっています。

値段の決め方そのものは自分のサービスに、いくらつけるかに書いています。

無料のものをどう効果的に販売するか

1つだけ無料で配ると、中身を確かめてもらえます。

データの商品は、開くまで中身が分かりません。
見本の画像を並べても、使い心地までは伝わりません。

ここで1つ、気をつけるところがあります。
売る場所によっては、0円の商品を登録できません。
BASEの場合、商品の価格は50円以上からで、0円の商品は登録できないとされています。

無料で配るなら、ショップの中ではなく別の場所に置くことになります。
方法は3つあります。

  1. 自分のホームページにPDFを置いて、リンクから取ってもらう
  2. ショップではいちばん安い値段で1つ出す(BASEなら50円から)
  3. 有料の商品ページに、中身の一部を画像で載せる

1つ目は、自分のサイトを持っている場合にいちばん手がかかりません。
記事の中にリンクを置いておけば、検索から来た人にも渡せます。

2つ目は、買う手続きを一度してもらえるという点があります。
一度買った人は、次に買うときの手間が減ります。

ただし、無料のものを増やしすぎないようにします。
無料のものだけで足りてしまうと、買う理由がなくなります。
1つか2つで足りると思います。

売ったあとに直すとき

誤字が見つかることがあります。

直したファイルを差し替えたら、すでに買った人にも知らせるかどうかを決めます。
誤字くらいなら知らせなくてもかまいませんが、中身が変わるなら連絡したほうがよいと思います。

ファイル名に日付を入れておくと、どれが新しいか分かります。
自分の手元の管理も楽になります。

最後に

データの商品は、作ったあとは手がかからないように見えます。
実際には、必要な情報を書いていないとその分だけ連絡が来ます。

購入後どんなことが問い合わせにつながるのか知るためにも、販売後すぐに自分で試しに購入してみるのもおすすめです。
もし不備や不具合があったらすぐに、販売ボタンを取り下げ修正する等対応することもできます。
出してすぐ発見出来たら、売れた後より起きたことへの対応する手間がかからずに済みます。

まず、いま出している商品ページを開いて、使っていい範囲が書いてあるかを確かめてみてください。
書いていなければ、4行足すところから始められます。

参考資料

この記事を書くときに確認したページです。
確認日:2026年10月18日
サービスの仕様は変わることがあるので、実際に設定するときは下のページで今の内容を見てください。

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