在庫を、どのように数えて管理していくか

イベントで3つ売れて、その日の夜にネットでも1つ注文が入る。
翌朝、手元の箱を開けたら残りが思っていた数と合わない。

売る場所が1つのうちは、頭で覚えていられます。
2つになったとたんに、数が合わなくなるということが起きます。

在庫の数え方を決めておくと、ここで慌てなくなります。

合わなくなる場面

数がずれるきっかけは、だいたい決まっています。

  • イベントとネットで、同じ商品を同時に出している
  • 知り合いに直接売った分を、記録していない
  • サンプルや撮影用に取り分けた分を、在庫に入れたままにしている
  • 不良品やキャンセル分を、戻したのか戻していないのか分からない
  • 家族や手伝いの人が持ち出した分を、聞いていない

3つ目は見落としやすいところです。
写真を撮るために開けた1つが、売れる商品として数えられたままになっていることがあります。

数える単位を決める

先に決めておくと、迷わなくなります。

完成した商品だけを在庫と数えるのか。
作れば売れる状態の材料も含めるのか。

おすすめは、完成品だけを在庫にする方法です。
材料は別の表にしておきます。
材料と完成品を一緒に数えると、注文が入ったときに「作れるのかどうか」が分からなくなります。

管理場所はどこにするのか

方法は3つあります。

ショップの在庫機能

BASEやSTORESのような場所には、在庫数を入れる欄があります。
注文が入ると自動で1つ減って、0になると売り切れの表示に変わります。

ネットだけで売っているなら、これだけで足ります。
自分で数える手間がないので、合わなくなりにくいところです。

スマホの表(スプレッドシート)

イベントでも売る場合は、こちらが向いていると思います。
商品名、今の数、最後に数えた日。
この3列で始められます。

イベントで売れたら、その場でスマホから引きます。
帰ってからまとめて直そうとすると、たいてい忘れます。

紙

商品の種類が5つくらいまでなら、紙で作った表でも管理できます。
箱に1枚ずつはさんでおいて、出すときに線を引く形です。

ただ、ネットの注文も一緒に書き込む必要があります。
紙の表が家にしかないと、外にいるときに書けません。

イベントとネット販売を同時に出すとき

ここがいちばん合わなくなるところです。

やり方は2つあります。

  1. イベントに持っていく分を、先にネットの在庫から引いておく
  2. イベントの日は、ネットの販売を止めておく

1つ目のほうが売る機会は減りません。
10個あるうち6個を持っていくなら、ネットの在庫を4にしておきます。

2つ目は、1点ものを扱っているときに向いています。
同じものが2人に売れてしまうと、どちらかにお断りの連絡をすることになります。

受注生産と予約

注文を受けてから作るなら、在庫の数そのものは要りません。
代わりに書いておくことが3つあります。

  1. 注文から発送までの日数
  2. 同時に受けられる数
  3. いつまでに注文すれば、いつ届くのか

2つ目を決めておかないと、受けすぎて間に合わなくなります。
「今月はあと3点まで」と書いておけば、断る連絡をしなくて済みます。

注文のあとに何をするかは注文が入ったあと、何をするかにまとめています。

「売り切れ」の見せ方

売り切れた商品を、ページから消してしまうことがあります。
消すより、残しておくほうがよいと思います。

売り切れの表示が出ていると、売れている商品だと伝わります。
再入荷の予定があるなら、そこに書いておきます。

「次回は○月ごろ」と書いておけば、その時期に見に来てもらえることがあります。
予定が決まっていないときは「次回の予定は未定です」でかまいません。
何も書かれていないほうが、気になって問い合わせが増えます。

数える日を決める

記録をつけていても、だんだんずれていきます。

月に1回、箱を開けて実際に数える日を作ります。
月末でも、イベントの翌日でもかまいません。

記録と違っていたら、記録のほうを実際の数に直します。
どこで減ったのかを探しはじめると、そこで時間が過ぎていきます。

ずれた数が毎回同じ商品なら、そこだけ原因を確かめます。
たいていは、サンプルに回した分か、直接売った分です。

売れた数も残しておく

在庫の数だけでなく、何がいくつ売れたかも残しておきます。

半年たつと、作る数を決める材料になります。
よく売れる色、動かない大きさ、イベントで出る商品とネットで出る商品の違いが見えてきます。

お金の記録と一緒につける方法はお金の記録を、いつから、どうつけるかに書いています。

最後に

在庫の管理は、きちんとした仕組みを作ることではないと思います。
注文が入ったときに「ある」と答えられる状態でいることです。

まず、スマホの表を1つ作って、商品名と今の数だけ入れてみてください。
次のイベントの前に、持っていく数を引くところから始められます。

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