AIに任せていい仕事と、自分でやる仕事

AIを使いはじめてみたものの、どこまで任せていいのか分からない。
そう感じることはありませんか。

全部任せると、自分の仕事ではなくなる気がする。
かといって、自分でやっていたら今までと何も変わらない。
この迷いは、線を引いていないうちは続きます。

線の引き方は、ひとつだけ

間違っていたときに、誰が困るか。
ここで分けると、だいたい迷わなくなります。

間違っても自分が直せば済むものは、任せていい。
間違ってしまうと直接お客様やお金(請求・受領等々)に関わってしまうものは、自分でやる。
この2つです。

任せると早いもの

  • 文章の下書き(そのまま出すのではなく、たたき台として)
  • 同じ内容の言い換え(長くする、短くする、やわらかくする)
  • 案を並べること(タイトル、見出し、投稿のネタ)
  • 繰り返しの作業(同じ形式の文をたくさん作る、表に整える)
  • 調べ物の入口(どこを調べればいいかの見当をつける)
  • 自分の書いた文章を読ませて、分かりにくいところを指摘してもらう

この中でいちばん効くのは、最後のものだと思います。
自分の文章は、自分では読みにくさに気づけません。
他人の目が1つ増えるだけで、直す場所が見えてきます。

自分でやったほうがいいもの

  • 値段を決めること
  • 受けるか断るかの判断
  • お客様への謝罪や、こみ入った事情の説明
  • 事実かどうかの確認
  • 最終的な見た目を決めること
  • 自分の経験をもとにした話

謝罪の文章をAIに書かせると、整いすぎて他人事のようになります。
相手は、整った文章を求めているわけではありません。
ここは手で書いたほうが早いし、伝わります。

自分の経験をもとにした話も同じです。
そこはAIが持っていない部分で、書ける人が限られているところです。
いちばん価値がある場所を任せてしまうのは、もったいない使い方になります。

任せたあとに、必ず自分が確認する工程を入れる

下書きを出してもらったら、そのまま使わずに1回だけ手を入れます。
やることは3つです。

  1. 数字と固有名詞を確かめる
  2. 自分が言わない言い回しを、言う言い回しに直す
  3. 経験にもとづく一文を、自分で1つ足す

3つ目が入ると、文章が自分のものになります。
お客様に言われたこと、実際に困ったこと、やってみて分かったこと。
一文で足ります。

数字や固有名詞の確かめ方は、AIが出した情報を、そのまま載せる前にに書いています。

迷ったときの目安

これは任せていいのか、と迷ったら、次のように考えてみてください。

この作業を人に頼むとしたら、事情を知らない人に頼めるか。
頼めるなら、AIにも任せられます。
自分の事情を知っている人でないと無理なら、自分でやる場所です。

最後に

全部任せるか、全部自分でやるか。
その2つで考えると苦しくなります。

まず、下書きだけ任せてみてください。
直す時間が、自分で一から書く時間より短ければ、その使い方は合っています。
長くなるようなら、その作業は自分でやったほうが早い、というだけのことです。

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