AIに聞いたら、すぐ答えが返ってきました。
文章も整っています。
数字まで入っていて、説得力があります。
ここで、そのまま載せないでください。
整っていることと、合っていることは、別だからです。
AIは、間違ったことも同じ調子で書く
人は、自信がないときに言葉が濁ります。
「たしか」「だったと思う」が混ざるので、聞いているほうも身構えます。
AIには、それがありません。
合っていることも、間違っていることも、まったく同じ調子で書きます。
読んでいる側から、見分けがつきません。
しかも、間違いは細かいところに出ます。
全体は合っているのに、年が1年ずれている。
制度の名前が、少し前のものになっている。
こういう混ざり方をするので、読み返しただけでは気づけません。
危ないのは、数字と固有名詞と制度
全部を疑っていると、AIを使う意味がなくなります。
間違いが出やすい場所は決まっているので、そこだけ見てください。
- 数字(金額、割合、件数、年)
- 固有名詞(会社名、サービス名、人名、書名)
- 法律や制度(補助金、税、届出、資格の要件)
- 手順(管理画面のボタンの名前、設定の場所)
3つ目は特に気をつけてください。
制度は変わります。
そしてAIは、変わる前の情報をそのまま書くことがあります。
4つ目も、思っているより外れます。
ツールの画面は頻繁に変わるので、書かれているボタンが今は存在しない、ということが起きます。
確かめ方は、出どころを1つ開くだけ
大げさな作業は要りません。
載せようとしている数字や制度名を、そのまま検索します。
そして、いちばん元に近いところを1つ開いて、同じことが書いてあるか見ます。
- 制度なら、省庁や自治体のページ
- ツールの使い方なら、そのツールの公式ヘルプ
- 調査の数字なら、調査をした会社や団体のページ
まとめ記事ではなく、元のページを見てください。
まとめ記事も、元を見ずに書かれていることがあります。
AIに「出典を教えて」と聞く方法もありますが、これだけに頼らないでください。
存在しないページのURLを、それらしく書いてくることがあります。
必ず、自分で開いて中身を見てください。
分からない分野ほど、確認が要る
ここが逆になりやすいところです。
自分の得意な分野でAIを使うと、おかしいところにすぐ気づきます。
だから安心して使えます。
知らない分野で使うと、気づけません。
そして、知らない分野だからこそAIに聞いています。
いちばん確認が必要な場面で、いちばん確認できない状態になります。
AIの答えが「勉強になった」と感じたときほど、確認してください。その感覚は、自分に判断材料がないという合図でもあります。
載せる前の3つの確認
- 数字と固有名詞に、印をつける
- それぞれ、元に近いページを1つ開いて確かめる
- 確かめられなかったものは、書かない
3つ目が現実的な手です。
裏が取れない数字は、無理に使わなくても文章は成立します。
「多い」「増えている」で足りる場面がほとんどです。
間違った情報を1つ載せると、他が正しくても全部を疑われます。
直せば済む話ではなく、読んだ人の中に残ります。
AIは、下書きを早くつくる道具としてはよく働きます。
ただ、最後に責任を持つのは書いた人です。
確認する数分は、そのための時間です。


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