事業用の口座とカードを、分けるかどうか

通帳を開いて、何の入金だったか分からない行が並んでいる。
食料品の引き落としと、仕入れの支払いが混ざっている。

始めたころは、自分の口座で足ります。
困り始めるのは、記録をつけようとしたときです。

分けると楽になること

  1. 記録をつけるときに、通帳をそのまま写せる
  2. いくら売れて、いくら使ったのかがすぐ分かる
  3. 生活費に手をつけているかどうかが見える
  4. 確定申告のときに、探す手間が減る

1つ目が大きいところです。
事業用の口座だけを見れば、事業のお金の動きが分かります。
自分の口座と混ざっていると、1行ずつ選び出す作業が増えます。

3つ目も、分けてみて気づくことがあります。
売り上げがあっても、生活費から仕入れを出していた、ということが見えてきます。

記録のつけ方そのものはお金の記録を、いつから、どうつけるかに書いています。

いつ分けるか

始めたばかりなら、急いで作らなくてかまいません。

分けたほうがいいのは、こういうときです。

  • 月に何件か、振込で入金がある
  • 仕入れや経費の引き落としが毎月ある
  • 事業用のカードを作りたい
  • 請求書に振込先を書くようになった

4つ目は、分けておくとよい理由がもう1つあります。
自分の生活用の口座番号を、取引先に渡すことになります。
気にならなければかまいませんが、分けておくほうが落ち着くと思います。

請求書の書き方は見積書と請求書に、何を書くかにまとめています。

個人名の口座をもう1つ作る

いちばん手間がかからないのは、自分の名前で別の口座を作る方法です。

屋号を入れなくても、事業用として使えます。
ネット銀行なら、申し込みから使えるまでが早いことが多いと思います。

ただ、同じ銀行で2つ目を作れないことがあります。
その場合は別の銀行で作ることになるので、申し込む前に確認します。

屋号の口座を作る場合

「Sunflowa Flow 山田花子」のように、屋号が入った名義の口座です。

振込をしてもらうときに、屋号のまま振り込めるという点があります。
相手の経理で名義が合わないと、確認の連絡が来ることがあります。

作るときに出すものは、銀行によって違います。
事業をしていることが分かる書類を求められることが多いので、何が必要かはその銀行の案内で確認してください。
窓口に行く前に、ホームページで必要書類の一覧を見ておくと、1回で済みます。

手数料や作れる条件も銀行ごとに違います。
ここは変わりやすいので、契約する銀行の案内で確かめるのが確実だと思います。

カードを分ける

口座より先に、自分の今あるカードを使い分けするという方法もあります。

サーバー代、ドメイン代、アプリの月額、材料の注文。
こういう引き落としが1枚にまとまっていると、明細がそのまま経費の一覧になります。

事業用のカードを新しく作らなくても、いま持っているカードのうち1枚を仕事専用にする形でも足ります。
そのカードで買い物をしないと決めるだけです。

サーバーやドメインの契約についてはサーバーとドメインは、誰の名義で契約するかに書いています。

分けたあとの活用方法

分けただけでは、まだ混ざります。

決めておくのは2つです。
売上はすべて事業用の口座で受ける。
事業の支払いはすべて事業用の口座とカードから出す。

自分の生活に回すときは、まとまった額で移動させます。
月に1回、決まった額を自分の口座に移す。
そのたびに1行残るので、どこに使ったかが分かります。

現金で受け取った分も、事業用の口座に入れておきます。
手元に置いたままにすると、どこまで売れたのかが分からなくなります。

混ざってしまったとき

うっかり生活用のカードで仕事のものを買うことがあります。

その場合は、レシートに「事業」と書いて残しておきます。
月末にまとめて記録につけ、同じ額を事業用の口座から自分の口座に移しておく方法があります。

毎回きれいに分けられなくてかまいません。
分からなくなるのを防げていればいいのです。

迷う場合の相談先

どこまでを事業の経費にできるかは、人によって変わります。

自宅の電気代や通信費のように、生活と仕事で一緒に使っているものは判断が分かれます。
ここは税務署で無料で相談できます。税理士に聞く方法もあります。

この記事では、口座とカードを分けるところまでにしておきます。
経費の判断等は、ここでは触れないことにしておきます。

最後に

口座を分ける作業は、1回やれば終わります。
そのあと毎月の記録が軽くなるので、早いうちにやるほうが楽だと思います。

まず、いま持っているカードの中から1枚を仕事専用にしてみてください。
口座を作る前でも、明細が分かれるだけで記録が進みます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました