フォントを、どう選ぶか

チラシやホームページを作っていると、フォントの一覧を延々とめくることがあります。
どれもそれらしく見えて、決められない。
結局いくつも使ってしまって、できあがったものがまとまらない。

フォントは、選ぶ前に決めておくことがあります。
そこを決めると、迷う時間がかなり短くなります。

種類を増やすより、太さと大きさで差をつける

見出しを目立たせたいとき、別のフォントに変えたくなります。
けれど、フォントを変えると全体の印象まで変わってしまいます。

同じフォントのまま、太くする。
大きくする。
これだけで差はつきます。

フォントは1種類、多くても2種類にとどめます。
2種類にするなら、見出しと本文で分けます。
3種類を超えると、そろっていない印象が出てきます。

ゴシックと明朝の使い分け

日本語のフォントは、大きく分けるとこの2つです。
線の太さが一定で、はらいや飾りのないものがゴシック。
縦線が太く横線が細くて、うろこという小さな飾りが付くのが明朝です。

ゴシック

画面で読みやすく、小さくしても形が崩れません。
はっきりした、まっすぐな印象になります。
ホームページの本文、見出し、ボタンの文字、スマホで読ませるものに向きます。

明朝

長い文章を紙で読むときに疲れにくい形です。
落ち着いた、やわらかい印象になります。
冊子、あいさつ文、和の雰囲気を出したいものに向きます。

迷ったらゴシックで問題ありません。
いまは紙でもゴシックを使うことが多く、外れにくい選び方です。

無料のフォントを使うときに確かめること

無料で配られているフォントには、使い方に条件が付いているものがあります。
ダウンロードする前に、配布しているページで次の点を見ておきます。

  • 商用利用ができるか
  • ロゴや商品名に使っていいか(ここだけ別扱いのことがあります)
  • クレジット表記が必要か
  • 加工や変形をしていいか

お客様の仕事で使うなら、必ず見ておきます。
あとから差し替えることになると、作り直しになります。

どれを使うか決められないときは、パソコンに最初から入っているフォントで足ります。
読みやすさで困ることはありません。

紙と画面で、同じ書体にそろえる

チラシは明朝、ホームページはゴシック、名刺はまた別。
こうなると、同じ人が作ったものに見えなくなります。

見出しに使うフォントを1つ決めて、どこでも同じものを使う。
それだけで、並べたときにつながって見えます。

ホームページでは、パソコンに入っているフォントしか表示できない場合があります。
まったく同じにできないこともあるので、そのときは同じ系統でそろえます。
ゴシックならゴシックで統一する、という程度で十分です。

決めたら控えておく

  1. 見出しに使うフォント名
  2. 本文に使うフォント名
  3. 本文の大きさ(ホームページなら16ピクセル前後)
  4. 見出しの大きさ

色を決めたときと同じように、メモに残しておきます。
次に何かを作るとき、選ぶ時間がなくなります。
色のほうは色を何色使えばいいか、迷ったときに書いています。

最後に

フォント選びで時間を使っても、読む人はフォント名を気にしていません。
読みやすいかどうか、そろっているかどうかだけを見ています。

1種類決めて、太さと大きさで差をつける。
まずこの形で1つ作ってみてください。

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