AIで書いた記事は、検索で不利になるのか

記事を書く時間が取れないので、AIに書かせてみる。
出てきた文章を読んで、そのまま載せていいのか迷うところです。

「AIで書いた記事は、検索で下げられる」という話も聞きます。
ここは、Googleが何を公表しているのかを見ておくと、線引きがはっきりします。

Googleが見ているところ

Googleのページには、AIで作ったかどうかで順位を決めるという書き方はされていません。
生成AIを使う場合も、ふつうの記事と同じ基準を満たす必要がある、という書き方になっています。

問題として挙げられているのは、作り方そのものではなく、こういう場合です。

  • 検索の順位を操作することを主な目的として、たくさんのページを作っている
  • 読む人にとっての価値を足さずに、大量のページを生成している
  • 独自性がなく、ほとんど手がかかっていない内容になっている

Googleはこれを「スケールされたコンテンツの不正利用」として、スパムに関するポリシーの中に置いています。
AIで大量にページを作ることが、この例として挙げられています。

つまり、週に1本ずつ自分の仕事について書いている記事が、AIを使ったという理由だけで下げられるという話ではありません。

公開する前に、人が確認する

Googleのページには、公開前の確認についてはっきり書かれています。

It is critical to manually factcheck and review all AI-generated content for accuracy and trustworthiness before publishing.

Google 検索セントラル Google Search’s guidance on generative AI content on your website

公開する前に、AIが作った内容すべてを人の手で事実確認し、正確さと信頼できるかどうかを確かめることが重要だ、という内容です。

同じページには、AIは事実を調べてくるのではなく、続きそうな言葉を予測しているという説明も入っています。
だから間違いが混ざるという前提で読む必要があります。

確かめ方はAIが出した情報を、そのまま載せる前ににまとめています。

タイトルや説明文も同じ

確認が必要なのは本文だけではありません。

タイトル、メタディスクリプション、画像の代替テキスト(alt)、構造化データ。
AIに作らせたものは、ここも同じように目で確かめます。

タイトルだけAIに任せると、中身と合っていない見出しが付くことがあります。
開いた人が「書いてあることが違う」と感じて、そこで離れていきます。

下書きに使う分の線引き

使い方を3つに分けて考えると、迷わなくなると思います。

  1. 任せていい:見出しの並べ方、長い文を短くする、言い回しを変える、誤字を探す
  2. 自分で足す:実際にあった例、お客様から聞かれたこと、地域の事情、金額の実感
  3. 任せない:数字、法律や規約の内容、商品の仕様、人の名前

2つ目が、記事の中身を分けるところだと思います。
自分が見てきたことが入っていれば、他のサイトと同じ内容にはなりません。

3つ目は、間違っていたときに困る種類のものです。
規約や法律のことは、公式のページを自分で開いて確かめます。

AIの文章を直さずに公開した場合

検索の順位の前に、読む人が不自然に感じることがあります。

  1. どのサイトにも書いてある内容になって、覚えてもらえない
  2. 自分の言葉と文体が違うので、問い合わせのときに食い違う
  3. 間違いが混ざっていると、信用をなくす
  4. 同じ言い回しが続いて、読みにくくなる

2つ目は、仕事につながる場面でも出てきてしまいます。
サイトの文章が整いすぎていると、会ったときや電話のときに別の人のように感じられることがあります。

自分の言葉に戻す方法はAIに書かせた文章が、自分の言葉に聞こえないときに書いています。

記事の本数が簡単に増やせるのでどんどん出す

AIを使うと、1日に何本も作れてしまいます。

ただ、Googleが問題にしているのはまさにそこです。
価値を足さずに大量に作ることが、スパムに関するポリシーの例に挙がっています。

AIを使うのであれば本数を増やすためではなく、1本の中身を充実させるために使うほうがよいと思います。
書く時間が半分になったなら、残りの半分を確認と加筆に回します。

記事を増やしても人が来ないときに見るところはホームページを作ったのに、誰も来ないときに書いています。

AIを使ったと書くか

書かなければいけない決まりは、検索の側にはありません。

Googleのページでは、どのように作られたかを伝えることは、読む人が内容を受け取るときの助けになるという書き方になっています。
順位のためではなく、読む人のための情報という位置づけです。

書くかどうかは自分で決めてかまいません。
医療や法律のように、間違いが人に影響する分野では、書いておくほうが親切だと思います。

最後に

AIで書いたから下がる、人が書いたから上がる、という分け方ではないということです。
読む人の役に立っているか、確かめたうえで出しているか。そこを見られています。

まず、AIに下書きを作らせた記事を1本選んで、自分が実際に見たことを1段落だけ足してみてください。
そこが、他のサイトと違いが出るところになります。

参考資料

この記事を書くときに確認したページです。
確認日:2026年10月17日
AIに関わることは短い間に変わります。この記事に書いてあることも、読んでいる時点では変わっている場合があります。
実際に確かめるときは、下のページを開いて今の内容を見てください。
どちらも英語のページですが、ブラウザの翻訳機能で日本語にして読めます。

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