商品の写真を撮り直したいと思ったとき、まず考えるのはカメラのことだと思います。
いいカメラを買えば解決するのか、と。
実際には、撮る場所を変えるだけで見え方が変わります。
いま持っているスマホで足ります。
撮る場所は、窓のそば
いちばん効くのは光です。
部屋の真ん中ではなく、窓のそばに移動します。
窓を横にして、商品に横から光が当たるようにします。
そうすると、厚みや手触りが出ます。
時間帯は、晴れの日の午前中か、薄い雲がある日が向いています。
直射日光が当たると、影が濃く出すぎます。
レースのカーテン越しにすると落ち着きます。
避けたい光
- 部屋の天井の照明だけで撮る(真上からの影が出て、色も黄色くなります)
- 窓の光と部屋の照明を混ぜる(色が合わなくなります。撮るときは部屋の電気を消します)
- スマホのフラッシュ(まっすぐ当たって、質感が消えます)
- 自分の影が商品にかかる位置に立つ
2つ目を知っているだけで、色の悩みはかなり減ります。
照明を消して窓の光だけにすると、実物に近い色で写ります。
背景は、白い紙1枚で足りる
専用の機材は要りません。
画用紙やコピー用紙を、机と壁にまたがるように置きます。
折り目をつけず、ゆるくカーブさせると、背景の境目が消えます。
小さい商品なら、A3サイズで十分です。
影が濃いと感じたら、商品の反対側に白い紙を立てます。
光が跳ね返って、影がやわらぎます。
お弁当の仕切りのように、立てかけるだけで変わります。
木のテーブルや布を背景にしてもかまいません。
その場合は、柄の強いものを避けます。
背景が主役になると、商品が目立たなくなります。
撮る枚数と、その中身
1つの商品につき、4枚そろえます。
- 全体(商品だけが写っているもの。一覧に並ぶのはこれです)
- 寄り(素材や縫い目、質感が分かるもの)
- 使っている場面(手に持つ、置いてある、身につけている)
- 大きさが分かるもの(手のひらに載せる、よく知られたものと並べる)
4枚目が抜けやすいところです。
寸法を書いていても、数字だけでは想像できません。
手と一緒に写っている1枚があると、大きさも使った感じも、見る側が勝手に想像してくれます。
3枚目は、買ったあとを見せる役目があります。
自分が使っているところが浮かぶと、決めやすくなります。
撮るときの細かいところ
- 1枚目は正方形で収まるように撮る(SNSや一覧では正方形に切られます)
- 商品にピントを合わせてから撮る(画面の商品を指でタップします)
- 明るさは、タップしたあとに指を上下させて調整できます
- 真上から撮るときは、影が入らないよう体の位置をずらす
- 同じ商品の4枚は、同じ場所で続けて撮る(光が変わると色がそろいません)
最後の項目は、あとから効果を発揮します。
日をまたいで撮り足すと、並べたときに色がばらつきます。
加工でやっていいこと
スマホの編集機能で足りるのは、この3つです。
- 明るさを少し上げる
- 傾きを直す
- 余計なものが写った端を切る
やらないほうがいいのは、色を変えることです。
鮮やかにすると見栄えはよくなりますが、届いた商品と違って見えます。
「写真と色が違う」は、返品や受け取った時のがっかり…につながります。
実物より少し地味なくらいでちょうどよくなります。
フィルターも同じ理由で避けます。
統一感は、フィルターではなく同じ場所で撮ることで出します。
写真で伝わらないところは、言葉で書く
重さ、におい、手触り、音。
ここは何枚撮っても写りません。
説明文のほうで補います。
書き方は商品の説明に、何を書くかにまとめています。
最後に
まず1つだけ、よく売れている商品を窓のそばで撮り直してみてください。
部屋の電気を消して、白い紙を敷くだけです。
前の写真と並べると、違いがはっきり分かります。
そこから残りの商品に広げれば十分です。


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