仕事用のメールアドレスと電話番号を、どう用意するか

始めたばかりのころは、私用のアドレスと携帯のまま仕事をすることになります。
それで回ってしまうので、そのまま何年も続きます。

困るのは、あとからです。
名刺を配ったあと、チラシを刷ったあと、サイトに載せたあとに変えることになります。

私用のままだと起きる困りごと

  • フリーメールのアドレスだと、見た人が「個人の方かな」と受け取る
  • 仕事のメールが、私用の通知に埋もれる
  • 休みの日も、仕事の電話が鳴る
  • 家族が電話に出てしまう
  • あとで分けようとすると、名刺もサイトも刷り直しになる
  • 人に手伝ってもらうとき、受信箱を見せられない

1つ目は、相手が法人の場合にはっきり出ます。
見積りを社内で回すときに、フリーメールの差出人は通りにくいことがあります。

メールは、独自ドメインにする

ホームページのアドレスが 「example.com」なら、「info@example.com」が使えます。
これが独自ドメインのメールです。

いいところは3つあります。

  1. サイトとアドレスがそろうので、同じ事業所のものだと分かる
  2. フリーメールより、事業として扱われやすい
  3. あとでサーバーを変えても、アドレスは変わらない

3つ目が長い目で効きます。
フリーメールのアドレスは、そのサービスをやめたら終わりです。
自分のドメインなら、どこへ移っても同じアドレスを使い続けられます。

かかる費用

ドメインの維持費が年に千円台から数千円。
レンタルサーバーを借りていれば、メールの機能はたいてい含まれています。

つまり、ホームページを持っている方は、すでに使える状態になっていることが多いです。
契約しているサーバーの管理画面で「メールアカウント」を作るだけです。

金額はサービスによって違います。契約先の料金ページで確かめてください。

名前をどうするか

ひとりで始めるなら、「info@」で足ります。

「contact@」でも「mail@」でもかまいません。
読み上げやすく、打ち間違えにくいものにします。
自分の名前を入れると、人に引き継ぐときに変えることになります。

受け取り方

専用のメールソフトを使う方法と、いま使っているメールアプリに追加する方法があります。
どちらでもかまいません。

大事なのは、私用の受信箱と分けて表示されることです。
同じ箱に混ぜると、分けた意味がなくなります。

設定したら、別のアドレスから自分宛てに1通送って、届くか確かめてください。
届かないまま気づかずにいると、問い合わせを取りこぼします。

ドメインとサーバーを誰の名義で契約するかについては、サーバーとドメインは、誰の名義で契約するかに書いています。

電話を分ける3つの方法

番号を増やすアプリを使う

いまのスマホに、もう1つ番号を足せるサービスがあります。
端末は1台のまま、仕事用の番号を持てます。

着信の音を変えられるものもあり、鳴った時点で仕事かどうか分かります。
月に数百円から千円台のものが多いのですが、金額と使える機能はサービスごとに違います。

固定電話の番号を取る

地域の市外局番から始まる番号です。
携帯番号だけのときより、事業所として受け取られやすくなります。

相手が年配の方や地元の事業者の場合、ここで差が出ることがあります。
インターネット経由で取れるサービスもあり、電話機を置かずにスマホで受けられます。

私用の番号のまま、出方を決める

費用をかけない方法です。

番号は1つのままで、出るときに必ず屋号を名乗る。
営業時間外は出ず、留守番電話にする。
留守番電話の案内に、屋号と営業時間を入れておく。

これだけでも、家族が出てしまう問題と、休みの日に出てしまう問題は減ります。

番号を載せるかどうかは、別の話

分けることと、サイトや名刺に載せることは別です。

電話で連絡が来る仕事なら載せます。
職人や工事関係、地元のお店はここに当たります。

そうでなければ、載せずにメールとフォームだけにする選び方もあります。
載せない場合は、何日以内に返事をするかを書いておきます。
返事が来るまでの時間が分かれば、電話がなくても待ってもらえます。

SNSとLINEについて

ここも分けられますが、メールと電話より急ぐ必要はありません。

個人のアカウントで仕事のやり取りをしていると、私生活の投稿も見られます。
気になるなら、仕事用のアカウントを作ります。

LINEは、個人のアカウントでお客様とつながると、あとで整理できなくなります。
数が増えてきたらLINE公式アカウントに移す、という順番で間に合います。

やる順番

  1. 独自ドメインのメールを作る(サーバーを契約済みなら、その日のうちにできます)
  2. 自分宛てに1通送って、届くか確かめる
  3. 名刺・サイト・SNSのプロフィールを、そのアドレスに直す
  4. 電話の出方を決める(分けるか、名乗り方と留守番電話で対応するか)

3番目を忘れると、古いアドレスに届き続けます。
直す場所を書き出してから進めると、抜けません。

最後に

名刺を刷る前、サイトを公開する前にやっておくと、刷り直しがなくなります。
すでに配ってしまっている場合でも、次の版から変えれば間に合います。

まずはメールだけでかまいません。
サーバーの管理画面を開いて、1つ作るところからです。

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